コレクション: Setsuko

節子・クロソフスカ・ド・ローラ

日本人アーティスト、節子・クロソフスカ・ド・ローラ・伯爵夫人は、画家バルテュスの妻。二人が出逢った当時、バルテュスは、ローマにあるフランス・アカデミー、ヴィラ・メディチの館長を務めていました。こうして彼女は、ヴィラの寄宿生だったブノワの父、ピエール・キャロン、アスティエ・ド・ヴィラット一家と家族ぐるみの関係を築いたのです。1977年、彼女はバルテュスと共に    スイスアルプスの小さな村に建つ『グラン・シャレ』に移り住み、画家や作家としての活動を展開すると同時に、アトリエのバルテュスを生涯にわたり支え続けました。2013年に実現した節子とブノワの再会により、創造のエネルギーとアスティエ・ド・ヴィラットとのコラボレーションのアイデアが始動します。その結果として誕生したのが、陶製オブジェのシリーズ第一弾でした。その後、イヴァンと共同でデザインした食器『グラン・シャレ』、フランソワーズ・キャロンが創作した香りのパフュームキャンドルが続きます。現在この他にも、複数のプロジェクトの入念な準備が行われています。